イーゴリ・マルケヴィチ・コレクション1952〜64(33CD)
個性派名指揮者マルケヴィチがモノラル後期からステレオ初期にかけて録音した音源を集めた廉価ボックス。おもしろい演奏が揃っています。
マルケヴィチは1912年7月27日にキエフに誕生しますが、ロシア帝国によるウクライナ地域の統治を嫌った両親はマルケヴィチが2歳のときに一家で出国。マルケヴィチはスイスのヴヴェーで幼少期を過ごすこととなり、父にピアノと作曲を学びますが、知己を得たコルトーからパリでの勉強を薦められ、13歳からコルトーにピアノを、ナディア・ブーランジェに和声と作曲を師事しながらパリでの暮らしをスタート。ほどなく作曲家としての才能を認められるようになり、17歳でディアギレフから依頼されてピアノ協奏曲を作曲、コヴェントガーデンでの初演ではピアニストを務め、また、20歳のときには、モントゥーの教えを受けてコンセルトヘボウ管弦楽団を指揮して自作を演奏するなど、その活躍には華々しいものがありました。また、2年後にはヘルマン・シェルヘンに指揮を師事し始め、同時代音楽への理解を深めて行きます。
24歳の時にマルケヴィチは高名な舞踏家ニジンスキーの娘と結婚、
1940年、マルケヴィチはイタリアを訪れフィレンツェに滞在しますが、その間、スイス国籍を失い、しかもムッソリーニが第二次世界大戦に枢軸国の一員として参戦したため出国がかなわなくなり、さらに大病を患ってしまったため作曲活動を断念、ドイツ軍撤退後、フィレンツェ五月祭の音楽監督に就任しています。
戦後、ニジンスキーの娘と離婚したマルケヴィチはトパツィア・カエターニと結婚、イタリア国籍を取得し、以後、1949年にEMIへの録音そスタートするなど国際的な指揮活動を展開するようになります。
今回のセットは、DGとPHILIPSの録音を中心に、ライヴ録音も交えた構成となっています。(HMV)
【収録情報】
Disc1
● ハイドン:協奏的交響曲変ロ長調
ジョルジュ・アレ(ヴァイオリン)
アンドレ・レモン(チェロ)
エミール・マユゼ(オーボエ)
レイモン・ドルレ(ファゴット)
ラムルー管弦楽団
録音:1957/モノラル/DG
● ハイドン:交響曲第103番変ホ長調『太鼓連打』
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/PHILIPS
● ハイドン:交響曲第104番 ニ長調『ロンドン』
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/PHILIPS
マルケヴィチがステレオ初期に録音した第103番と第104番は、明晰で鋭角的な響きの心地よい鮮やかな演奏。モノラル後期の協奏交響曲ではラムルー管のソリストの味な響きが楽しめます。
Disc
● モーツァルト:交響曲第34番ハ長調 K.338
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954/モノラル/DG
● モーツァルト:交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954/モノラル/DG
● モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
ラムルー管弦楽団
録音:1957/モノラル/DG
ドイツ・グラモフォンにモノラル後期に録音したモーツァルト。ベルリン・フィルとの第38番『プラハ』、第34番に、ラムルー管弦楽団との第35番『ハフナー』と、それもシャープな演奏。第34番は4楽章ヴァージョン。
Disc3
● ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 op.21
ラムルー管弦楽団
録音:1960/ステレオ/DG
● ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』
シンフォニー・オブ・ジ・エア
録音:1956&1957/モノラル/DG
NBC交響楽団から名称変更した「シンフォニー・オブ・ジ・エア」との『英雄』はモノラル後期の録音で、緊迫感のあるすごい演奏が聴きやすい音で楽しめます。第1番はステレオ録音でラムルー管弦楽団との演奏。
Disc4
● ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/PHILIPS
● ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』
ラムルー管弦楽団
録音:1957/モノラル/DG
ラムルー管弦楽団との『運命』はPHILIPSのステレオ録音。怒涛の勢いの見事な演奏です。『田園』はモノラル後期のDG録音で、これも気持ちの良い演奏です。
Disc5
● ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調 op.93
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/PHILIPS
● シューベルト:交響曲第3番ニ長調 D.200
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954/モノラル/DG
● シューベルト:交響曲第4番ハ短調 D.417『悲劇的』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954/モノラル/DG
ベートーヴェンの第8番はPHILIPSがステレオ録音した快速名演。シューベルトの第3番と第4番『悲劇的』はドイツ・グラモフォンのモノラル録音。
Disc6
● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 op.125『合唱』
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
アーフェ・ヘイニス(アルト)
フリッツ・ウール(テノール)
ハインツ・レーフス(バリトン)
カールスルーエ・オラトリオ合唱団
ラムルー管弦楽団
録音:1961/ステレオ/PHILIPS
PHILIPSのステレオ録音。各パートが明晰に浮き上がるため、かつてのフランスの管楽器の音色もとても印象的。力強く盛り上がる立派な演奏です。
Disc7
● ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番 op.72a
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● ベートーヴェン:『命名祝日』序曲 op.115
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● ベートーヴェン:『コリオラン』序曲 op.62
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● ベートーヴェン:『フィデリオ』序曲 op.72b
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● ベートーヴェン:『エグモント』序曲 op.84
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● ベートーヴェン:『献堂式』序曲 op.124
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● マルケヴィチ・インタビュー
録音:1957/モノラル/DG
序曲集はドイツ・グラモフォンのステレオ録音。各曲の性格を徹底的にえぐりぬいた凄い演奏が揃っています。余白にはマルケヴィチのインタビューを収録(イントロダクション、エレンヴィル音楽祭、春の祭典、作曲家マルケヴィチ、レコードとレコーディングについて、教え、これから)。
Disc8
● ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
シンフォニー・オブ・ジ・エア
録音:1956/モノラル/DG
● ブラームス:アルト・ラプソディ op.53
イリーナ・アルヒーポワ(アルト)
ロシア国立アカデミー合唱団
ソビエト国立交響楽団
録音:1963/モノラル/PHILIPS
● ブラームス:悲劇的序曲 op.8
ソビエト国立交響楽団
録音:1963/モノラル/PHILIPS
NBC交響楽団から名称変更した「シンフォニー・オブ・ジ・エア」とのブラームス第1番はモノラル後期の録音で、熱気のある演奏。アルト・ラプソディと悲劇的序曲はソ連での録音。
Disc9
● ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● コダーイ:ハンガリー詩篇 op.13
ロベルト・イロスファルヴィ(テノール)
ロシア国立交響合唱団
ソビエト国立交響楽団
録音:1963/モノラル/PHILIPS
● レオポルト・モーツァルト:おもちゃの交響曲
モスクワ音楽児童アンサンブル
録音:1964/モノラル/PHILIPS
ブラームスの交響曲第4番は1958年のステレオ録音で、ラムルー管弦楽団の色彩的な音色とマルケヴィチの激しい解釈が結びついたユニークな名演。ハンガリー詩篇 とおもちゃの交響曲はソ連での録音。
Disc10
● ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98
ソビエト国立交響楽団
録音:1960/モノラル/MELODIYA
● グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲
ソビエト国立交響楽団
録音:1960/モノラル/MELODIYA
● グリンカ:歌劇『イワン・スサーニン』よりワルツ
ソビエト国立交響楽団
録音:1964/モノラル/MELODIYA
● ボロディン:『イーゴリ公』より「だったん人の踊り」
ソビエト国立交響楽団
録音:1960/モノラル/MELODIYA
ソ連での録音。
Disc11
● ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14a
ベルリン放送交響楽団
録音:1952/モノラル/LIVE
● ベルワルド:交響曲第3番ハ長調『風変りな交響曲』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1955/モノラル/DG
Disc12
● ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14a
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1953/モノラル/DG
● ベルワルド:交響曲第4番変ホ長調
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1955/モノラル/DG
ドイツ・グラモフォン制作によるモノラル時代の名演奏。個性的な表現がおもしろい幻想交響曲に、メリハリがついて聴き応えのあるベルワルドともに人気のある演奏。
Disc13
● ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14a
ラムルー管弦楽団
録音:1961/ステレオ/DG
● ビゼー:小組曲『子供の遊び』
ラムルー管弦楽団
録音:1957/モノラル/DG
● オベール:歌劇『ポルティチの娘』序曲
ラムルー管弦楽団
録音:1961/ステレオ/DG
マルケヴィチの代表作として有名な幻想交響曲は、ステレオ録音ということもあって、大胆な表現手法がよくわかるものとなっています。
Disc14
● ベルリオーズ:劇的物語『ファウストの劫罰』op.24
コンスエロ・ルビオ(S)
リシャール・ヴェロー(T)
ミシェル・ルー(Bs)
エリーザベト・ブラッスール合唱団
フランス国営放送児童合唱団
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/DG
● ベルリオーズ:交響曲『イタリアのハロルド』
ハインツ・キルヒナー(Va)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1955/モノラル/DG
マルケヴィチにかかると長大な『ファウストの劫罰』も山あり谷ありで面白く聴くことができます。ステレオ録音なので合唱とソリスト、オケの絡みも立体的に聴けるのも嬉しいところ。『イタリアのハロルド』はモノラル後期の録音で、ベルリン・フィのハイテンションな演奏が楽しめます。
Disc16
● ビゼー:『カルメン』第1組曲
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/DG
● ビゼー:『カルメン』第2組曲
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/DG
● ビゼー:『アルルの女』第1組曲
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/DG
● ビゼー:『アルルの女』第2組曲
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/DG
● ビゼー:小組曲『子供の遊び』
ソビエト国立交響楽団
録音:1964/モノラル/MELODIYA
『カルメン』と『アルルの女』はドイツ・グラモフォンによるステレオ録音。往年のフランス・オケの色彩感とマルケヴィチのメリハリの効いた表現がうまく結びついた個性的な味のある演奏です。
Disc17
● ケルビーニ:レクィエム ニ短調
チェコ・フィルハーモニー合唱団
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1962/ステレオ/DG
● ケルビーニ:歌劇『アナクレオン』序曲
ラムルー管弦楽団
録音:1961/ステレオ/DG
● オネゲル:交響曲第5番『3つのレ』
ラムルー管弦楽団
録音:1957/モノラル/DG
ケルビーニのレクィエム ニ短調は、男声合唱とオーケストラのために書かれた音楽。マルケヴィチが珍しくチェコ・フィルと合唱団を指揮したこの録音は、抑えた色調の美しさが印象的な傑作として知られています。同じケルビーニながら対照的に鮮烈な『アナクレオン』序曲も聴きものです。
Disc18
● ドビュッシー:海〜管弦楽のための3つの交響的素描
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/DG
● ドビュッシー:2つの舞曲
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/DG
● ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1954/モノラル/EMI
● ファリャ:スペインの庭の夜
クララ・ハスキル(ピアノ)
ラムルー管弦楽団
録音:1960/ステレオ/PHILIPS
マルケヴィチの『海』は楽曲構造をさらけ出す演奏で、ステレオ録音ということもあって細部の面白さが立体的に引き立った見事なものです。『牧神の午後への前奏曲』はEMIによるモノラル録音で、これもリアル志向な演奏。『スペインの庭の夜』は、ソロにハスキルを迎えたPHILIPSのステレオ録音で、リズムに特徴のある作品の魅力をシャープに引き出しています。
Disc19
● グノー:交響曲第2番変ホ長調
ラムルー管弦楽団
録音:1957/モノラル/DG
● グルック:シンフォニア ト長調
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● ミヨー:コエフォール op.24
ジュヌヴィエーヴ・モアザン(ソプラノ)
エレーヌ・ブヴィエ(アルト/エレクトラ)
ハインツ・レーフス(バリトン/オレステス)
クロード・ノリエ(語り)
大学合唱団
ラムルー管弦楽団
録音:1957/モノラル/DG
オペラ作曲家グノーが『ファウスト』の少し前に書いたのが交響曲第2番。作風は古典的で聴きやすいもので素直な旋律がなかなか魅力的な作品です。マルケヴィチがDGでモノラル後期に制作したアルバムはこの作品の代表的な録音として知られていたものです。グルックのシンフォニアは、アレグロ→アンダンテ→アレグロの3楽章構成の6分ほどのコンパクトな作品。マルケヴィチの演奏は気持ちの良いもので、マルケヴィチは6分半ほどの作品をステレオ録音。ミヨーの『コエフォール』は、アイスキュロスのオレステイア第2部『供養する女たち』によるもので、シュトラウスのオペラでもおなじみのエレクトラ、オレステスが登場する音楽。
Disc20
● ルーセル:『バッカスとアリアーヌ』組曲第2番 op.43
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● サティ:バレエ音楽『パラード』
ケルン放送交響楽団
録音:1952/モノラル/LIVE
● ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲
北ドイツ放送交響楽団
録音:1960/モノラル/LIVE
● サティ:パラード
北ドイツ放送交響楽団
録音:1960/モノラル/LIVE
『バッカスとアリアーヌ』は、もともとバレエ音楽で、その第2幕から編まれたのが第2組曲。作品の題材は、R.シュトラウスの『ナクソス島のアリアドネ』などと同じ、ギリシャ神話の“アリアドネ(アリアーヌ、アリアンナ)伝説”に依拠したもので、音楽は輝かしく躍動的なバッカスの要素と、美しく繊細なアリアーヌの要素を軸に、色彩豊かに描かれています。マルケヴィチのDGへのステレオ録音は長年親しまれてきた有名な演奏です。組み合わせはドイツのオケとの放送録音で、北ドイツ放送響との録音はモノラルながら音質良好です。
Disc21
● ストラヴィンスキー:『春の祭典』
ワルシャワ・フィルハーモニ管弦楽団
録音:1962/モノラル/LIVE
● チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオととジュリエット』
ワルシャワ・フィルハーモニ管弦楽団
録音:1962/モノラル/LIVE
● ブリテン:青少年のための管弦楽入門〜パーセルの主題による変奏曲とフーガ op.34
ワルシャワ・フィルハーモニ管弦楽団
録音:1962/モノラル/LIVE
3曲ともに1962年1月にワルシャワでおこなわれた演奏会のライヴ録音で、マルケヴィチ全盛期の実演の迫力を伝える凄い演奏として有名な音源。
Disc22
● ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ミューズをつかさどるアポロ』(1947年版)
ロンドン交響楽団
録音:1963/ステレオ/PHILIPS
● ストラヴィンスキー:組曲第1番
ロンドン交響楽団
録音:1963/ステレオ/PHILIPS
● ストラヴィンスキー:組曲第2番
ロンドン交響楽団
録音:1963/ステレオ/PHILIPS
● ストラヴィンスキー:4つのノルウェーの情緒
ロンドン交響楽団
録音:1963/ステレオ/PHILIPS
● ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ
ロンドン交響楽団
録音:1963/ステレオ/PHILIPS
● ニコライ・チェレプニン:タチ・タチ(ボロディン、キュイ、リャードフ、リムスキー=コルサコフ、リストの主題によるパラフレーズ)
ソビエト国立交響楽団
録音:1960/ステレオ/MELODIYA
メインの『ミューズをつかさどるアポロ』は弦楽合奏のために書かれたバレエ音楽。マルケヴィチの恩人でもあるディアギレフは「この世のものではなく、どこか天上からの音楽」とこの作品について語っています。マルケヴィチがPHILIPSでステレオ録音した演奏はオケの実力も高く、ハーモニーの美しさも万全です。
Disc23
● ストラヴィンスキー:詩篇交響曲
ソヴィエト国立アカデミー合唱団
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1962/ステレオ/MELODIYA
● ストラヴィンスキー:兵士の物語
ジャン・コクトー(語り)
ピーター・ユスティノフ(悪魔)
ジャン=マリー・フェルテ(兵士)
アンヌ・トニエッティ(王女)
アンサンブル・ド・ソリスト
ユリス・ドゥレクリュース(クラリネット)
アンリ・エレルツ(ファゴット)
モーリス・アンドレ(トランペット)
ローラン・シュノルク(トロンボーン)
シャルル・ペシエ(パーカッション)
マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)
ヨアヒム・グート(コントラバス)
録音:1962/ステレオ/PHILIPS
Disc24
● リリ・ブーランジェ:詩篇第130篇『深き淵より』
● リリ・ブーランジェ:詩篇第24篇
● リリ・ブーランジェ:詩篇第129篇
● リリ・ブーランジェ:古い仏教の祈り
● リリ・ブーランジェ:ピエ・イエズ
エリーザベト・ブラッスール合唱団
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/EMI
マルケヴィチの師でもあるナディア・ブーランジェの実の妹で、若くして亡くなったリリ・ブーランジェの作品の美しい演奏です。
Disc25:
● チャイコフスキー:交響曲第4番ホ短調 op.36
ロンドン交響楽団
録音:1963/ステレオ/PHILIPS
● チャイコフスキー:『白鳥の湖』 op.20(抜粋)
ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:未詳/ステレオ/GERMIDAS
● チャイコフスキー:『くるみ割り人形』〜「葦笛の踊り」
ソビエト国立交響楽団
録音:1960/モノラル/MELODIYA
Disc26
● チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 op.74『悲愴』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1953/モノラル/DG
● ショスタコーヴィチ:交響曲第1番へ短調 op.10
ソビエト国立交響楽団
録音:1960/モノラル/MELODIYA
Disc27
● チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 op.74『悲愴』
ロンドン交響楽団
録音:1962/ステレオ/PHILIPS
● チャイコフスキー:幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』 op.32
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/DG
Disc28
● チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 op.58
ロンドン交響楽団
録音:1963/ステレオ/PHILIPS
● チャイコフスキー:大序曲『1812年』 op.49
コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:1964/ステレオ/PHILIPS
Disc29
● グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/DG
● ボロディン:交響詩『中央アジアの草原にて』
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/DG
● リャードフ:交響的絵画『ヨハネ黙示録から』
ラムルー管弦楽団
録音:1959/ステレオ/DG
● リムスキー=コルサコフ:歌劇『五月の夜』序曲
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● リムスキー=コルサコフ:組曲『金鶏』(4つの音楽的絵画)
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● リムスキー=コルサコフ:9 『ロシアの復活祭』序曲 op.36
コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:1964/ステレオ/PHILIPS
Disc30
● ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1953/モノラル/DG
● グリンカ:『皇帝に捧げた命』(抜粋)
ベオグラード歌劇場合唱団
ラムルー管弦楽団
録音:1957/モノラル/EMI
● ボロディン:歌劇『イーゴリ公』〜だったん人の踊り
オランダ放送合唱団
コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:1964/ステレオ/PHILIPS
Disc31
● リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』 op.35
エリック・グリューエンバーグ(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団
録音:1962/ステレオ/PHILIPS
● リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 op.34
ロンドン交響楽団
録音:1962/ステレオ/PHILIPS
● リムスキー=コルサコフ:『ロシアの復活祭』序曲 op.36
ラムルー管弦楽団
録音:1957/モノラル/DG
Disc32
● ワーグナー:ローエングリン〜第1幕への前奏曲
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● ワーグナー:ローエングリン〜第3幕への前奏曲
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● ワーグナー:タンホイザー〜序曲
ラムルー管弦楽団
録音:1958/ステレオ/DG
● ワーグナー:タンホイザー〜ヴェヌスベルクの音楽
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954/モノラル/DG
● ワーグナー: ジークフリート牧歌
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954/モノラル/DG
● ワーグナー:ワルキューレ〜ワルキューレの騎行
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954/モノラル/DG
Disc33
● ワーグナー:『タンホイザー』序曲
ソビエト国立交響楽団
録音:1963/モノラル/MELODIYA
● ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と『愛の死』
ソビエト国立交響楽団
録音:1963/モノラル/MELODIYA
● ワーグナー:ワルキューレの騎行
ソビエト国立交響楽団
録音:1963/モノラル/MELODIYA
● ワーグナー:ジークフリート牧歌
ソビエト国立交響楽団
録音:1963/モノラル/MELODIYA
● ワーグナー:『神々の黄昏』より『ジークフリートのラインへの旅』
ソビエト国立交響楽団
録音:1963/モノラル/MELODIYA
● ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲
ソビエト国立交響楽団
録音:1963/モノラル/MELODIYA
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)